アネモネの花
「友達とディ○ニーランド?」

『いや…』


紘人が一瞬、言葉に詰まったような気がした。


『当時の彼女とだな…』

「ふーん」



私は興味がないといった口調で答える。



だけど、私は会話がしんみりしてしまったのを感じた。


やはり、さっきは紘人がさり気なく流したのかもしれないと、頭のどこかで思った。
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