加納欄の豚まんシリーズ34シーズン4
「じゃあ、行くわよ」

「はぁい……」

あたしは渋々立ち上がった。

その時。

廊下の向こうが、急に騒がしくなった。

「こっちだ!」

「押すなって!」

「俺、何もしてねぇよ!」

聞き覚えのある声。

「……あ」

ぞろぞろと連れて来られた男の子たち。

その中の一人と、目が合った。

「あ!」

向こうも、あたしを指さした。

「コイツだ! 加納!」

「指ささないでよ」

「何年か前、番張ってた加納だろ!」

大山先輩が、ゆっくりあたしを見る。

「…………欄?」

「違いますよ!」

「まだ何も言ってねぇよ」
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