プラネタリウム

「……今回だけだからな、」

「うっ、ん、ありがとう、
ごめんね、飛鳥…」

「いいよ、別に…
でも次は許さないから、
いくら千捺でも。」

“うん”
と、掠れた声で返事をしながら、恐る恐る顔をあげると、いつも通りの飛鳥。

その姿をみたあたしは、
安堵のため息を零す。

よかった…もう、
怒ってないや。

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