星降る夜に
本当は言いたかった


好き


ずっと好きだった


転校するって聞いた日から、何度もそう思った


今日こそ言おう


明日になったら言えない。


そう思っていたのに


結局、口から出てきたのは、


「……元気でね」


それだけだった


透は少し驚いたように目を丸くして、それから笑った


「うん。沙羅も元気で」


それから少しして、透は本当に転校した


最後の日


校門の前には、透の友達が何人か集まっていた


「じゃあな」


「向こうでも頑張れよ」
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