嗚呼、愛しのアフロディーテ
そんな私の行動に、坂本くんは「ふふっ」と笑う。


「可愛いですね、柊さん」
「っ……!」


可愛い、なんて言われ慣れてないから、一気に顔が熱くなる。きっと耳まで赤くなってるはず。

掛け布団を頭まで覆う。

すると、坂本くんがさらに楽しそうに笑った。


「あなたをずっと閉じ込めておきたい」

「白い空間の中で、汚いものを見ず、聞かず、触れず」


布団の上から、よくわからない圧迫感。


もしかしてこれ、抱きしめられてる……?


「僕の女神……僕のアフロディーテ……僕がずっと、ずうっと……守ってみせますから」


アフロディーテってなんなの……?

坂本くんはなんの話をしているの?

守るって……何?ずっとって、どういうこと?


頭の中でいろんなことがグルグルと渦巻いて。


私の意識はそのままブラックアウトした。



「柊さんが僕を生まれ変わらせてくれた」

「柊さんのための僕の命です」


「生かすも殺すも柊さん次第ですよ」
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