エリート学園の最上級王子は、地味な私を離さない。
放課後。
結果は、すぐに掲示板に張り出されることになっていた。

廊下にはたくさんの生徒が集まっていて、ざわざわと落ち着かない。
私も人の波の後ろから、必死に順位表を見上げる。

心臓が、うるさい。

上から順に名前を追っていく。
一位。
その場所にあった名前を見て、私は小さく息をのんだ。

一位 鳳城カイル

やっぱり。
そう思うのと同時に、どこか納得してしまう。
あの人なら、一位がいちばん似合う。

そのまま視線を下へ滑らせる。
二位。
そこに書かれていた名前を見た瞬間、私は目を見開いた。

二位 結城ほのか

「……え」

夢じゃない。
見間違いでもない。

本当に、私の名前がそこにある。
入学したばかりなのに。
このエリート学園で、学年二位。
< 13 / 70 >

この作品をシェア

pagetop