目立たない総務の私ですが、ハイスペック副社長がジレ甘です
誰もが畏怖するその鷹司が、いまは熱い吐息を荒げ、真由の髪に、耳たぶに、首筋にと、愛おしくてたまらないといった様子で執拗に唇を滑らせていく。

「待たせすぎだ、真由。宗一郎叔父様との対立、東堂との件、そして新しいプロジェクトの立ち上げ……お前が優秀すぎるあまり、2人きりで甘やかす時間すら奪われていた」

​「……っ、それは、私も蓮さんのお役に立ちたくて……」

​「わかっている。だが俺は、ただの聖人君子ではない」

​鷹司は真由を抱きすくめたまま、さらに深く、息もできないほどの愛を注ぎ込む。

真由の手はローズウッドの香りが思考を麻痺させ、自然と鷹司のジャケットの胸元を強く掴んでいた。


​真由の息が途切れ、鷹司が僅かに唇を離した。

真由の瞳はトロンと潤み、頬は熱く桃色に染まっていた。

​「……可愛いな。どれだけ現場で凛とした顔を見せていても、俺の前ではこんな顔をする」

​
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