好きっていったら、困りますか
ケチとぶつぶついっているがいつのまに友達になったんだ。友達。心の中で何度か復唱する。小さい頃はそう呼べる人がいたけれど12歳になった頃に卒業し、別の所に行ってしまったから、今はもういない。別にほしいとも思わない。でも、なんとなく断ってはいけない。そんな気がしたんだ。


「じゃあ、お願いします」


「え?」


ポカンとした顔をしている。


「.......友達になってやるよ」


なんだか恥ずかしくなって声が小さくなってしまった。
すると一ノ瀬はお腹を抱えて豪快に笑った。


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