好きっていったら、困りますか
「ごめん私の中ではもう友達だったから改めて言われるのなんか不思議な感じで」


ちっとも反省してなさそうだが、そんな一ノ瀬に釣られて俺も笑ってしまった。


「これからの寮生活楽しみだな。友達と一緒に長い時間過ごせるし。通学制に学校じゃ味わえないアオハルが待ってるんだね!」


急に真面目な表情をしたかと思えばそんなことを言い出した。正直、寮生活がいいものだと思ったことは一度もない。一ノ瀬は環境が変わった恐怖とかすらもないのかな。こんなところで笑顔でいれるなんて才能だ。


......微かに一ノ瀬に瞳が揺れていたのに俺が気づくはずもなかった。
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