最後の謎は君だった
「ねえ、聞いた?」
「昨日の答案のこと?」
「そうそう。浅井さんの机から出てきたって……」
足が止まりそうになった。
やっぱり。
昨日のことは、もう噂になっている。
胸の奥が重くなる。
私は何もしていない。
それなのに。
「答案を盗んだ子」という言葉だけが、ひとり歩きしている気がした。
席に座って、鞄から本を取り出す。
本を開けば、少しは落ち着く。
そう思った。
「昨日の答案のこと?」
「そうそう。浅井さんの机から出てきたって……」
足が止まりそうになった。
やっぱり。
昨日のことは、もう噂になっている。
胸の奥が重くなる。
私は何もしていない。
それなのに。
「答案を盗んだ子」という言葉だけが、ひとり歩きしている気がした。
席に座って、鞄から本を取り出す。
本を開けば、少しは落ち着く。
そう思った。