最後の謎は君だった
月城零。

 昨日、職員室で私を助けてくれた男子。

 クラスでは、あまり目立って話すタイプではない。

 なのに、なぜか女子から人気がある。

「月城って、やっぱかっこいいよね」

「分かる。なんかミステリアス」

「でも全然喋ってくれないじゃん」

「そこがいいんじゃない?」

 ……よく分からない。

 私はそんな会話を聞き流しながら、本のページをめくった。

 
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