最後の謎は君だった
 そこには――

五月二十八日 12:37 浅井栞

 と記録されている。

「十二時三十七分……」

 零が呟く。

「昨日、答案がなくなったことに気づいたのは何時ですか?」

 先生が答える。

「午後四時ごろだ」

「じゃあ、浅井さんは少なくとも十二時三十七分には図書室にいた」

「……うん」

「それなら、答案を盗んで浅井さんの机に入れる時間は?」

 私は考える。

 昼休みの終わりから放課後まで。

 時間だけなら、いくらでもある。

「……あるよね」

「うん」

 零は記録をじっと見つめている。

 
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