最後の謎は君だった

第2章 ――図書室のメッセージ

 翌日の放課後。

 私は、図書室の時計を何度も確認していた。

 五時を少し過ぎたところ。

 窓の外は、夕焼けで薄くオレンジ色に染まっている。

 いつもなら、とっくに帰っている時間だった。

 なのに今日は――

 どうしても帰る気になれなかった。

 理由は一つ。

 昨日、月城零と見つけた紙。

 ――『次は、図書室。』

 あの一言が、頭から離れなかった。

< 31 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop