最後の謎は君だった
職員室に入った瞬間。

「これ、見覚えある?」

 机の上に置かれた一枚の紙を見て、私は息を止めた。

 ――テストの答案だった。

「……え?」

「今日返却予定だったものなんだけどね」

 先生が少し困った顔をする。

「この答案が、職員室から一枚なくなっていたんだ」

「……」

「それが、どうして浅井さんの机の中から見つかったのか、先生にも分からなくてね」

< 4 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop