最後の謎は君だった
俯いた私を見て、零はそれ以上聞かなかった。
「分かった」
そして、答案に視線を戻す。
「先生。この答案、他の答案と違います」
「え?」
「名前のところ」
零が答案の右上を指差した。
「ここだけ、鉛筆で一度消されてます」
先生が身を乗り出す。
「……本当だ」
「それに、答案の端が少し折れてる。他の答案は全部きれいなのに」
「それがどうしたんだ?」
「誰かが、答案を探したんじゃないですか」
「探した?」
「はい」
「分かった」
そして、答案に視線を戻す。
「先生。この答案、他の答案と違います」
「え?」
「名前のところ」
零が答案の右上を指差した。
「ここだけ、鉛筆で一度消されてます」
先生が身を乗り出す。
「……本当だ」
「それに、答案の端が少し折れてる。他の答案は全部きれいなのに」
「それがどうしたんだ?」
「誰かが、答案を探したんじゃないですか」
「探した?」
「はい」