ほな、えっちしようか?
「俺、そんなこと言うたん……?」

「言うた言うた」

「敬語で?」

「めっちゃ元気よくな」

「最悪や……」

消えたい。

今すぐ、このおでんの鍋ん中に沈みたい。

「ほんでな」

「まだあるんですか……」

「そのあと店出た」

俺はゆっくり顔を上げた。

「……どこ行ったんです?」

大滝先輩が俺を指差す。

「悠ん家」

「…………」

朝の光景が、一気に頭をよぎった。

俺のベッド。

裸の俺。

隣で寝ていた、裸の大滝先輩。

床に散らばっていた服。

「ちょ、待って……」

全部、つながってまうやん。

「俺ら……ほんまに?」

大滝先輩は答えず、俺の顔を見つめていた。
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