年下わんこの本当の姿は俺様腹黒御曹司でした〜契約恋人のはずが執着されています〜
東條グループの御曹司である東條司とお付き合いしている中嶌すずの二人恋の始まりを想像できる者はいないだろう。
普通じゃない恋人達は、どのようにして恋に落ちたのか──。
新入社員である東條の先輩として指導するように課長から指示されたことが、すずと司の出会いの始まりだった。
人懐っこくてハキハキしゃべり、なんでも卒なくこなす司は優秀な新入社員でみんなからの評判もよかった。
新入社員歓迎会を開き、お酒が全く飲めないすずの代わりに司が飲んでくれたことで、彼への好感度が一気に上がったのだ。
いつものように定期的に飲み会は開かれ、面倒ながらも無視できないすずの参加率は高かった。
同期の加藤誠はお酒が好きなようで、たびたびすずに絡んでくる。それがすずは嫌だったが、ことなかれ主義の性格が災いして言えなかった。
すずに絡む加藤を見て、司が「加藤先輩、酒が好きなら俺が付き合いますよ」と言って、すずが飲んでいたカップを横からかっさらって飲んだのだ。
間接キス!? とすずは内心慌てるが、司は気にした様子ではなかったので騒がなくてよかったとひとりごちる。
「加藤先輩は、俺と飲みましょ?」
「ええ、野郎と飲んでもつまんねーじゃん」
「それ、みなさんがいるこの場でいいます?」
「う、それは……」
「中嶌先輩はお酒が飲めないんだから、お茶とかジュースを飲んで楽しんでもらいましょうよ!」
「……いいの?」
「飲めない人を無理に飲ませる方が今の時代アウトですよ。ですから、中嶌先輩は気にしなくていいんです」
すずは飲み会の楽しい雰囲気は好きだが、誰でも飲むことが条件であることが嫌だったのだ。
それを飲まなくていいと言ってくれた司があまりにも眩しくて、うっかり見惚れてしまった。
それ以降すずがお酒を勧められることはなくなり、嫌な感情を残すことなく飲み会に参加することができようになった。
普通じゃない恋人達は、どのようにして恋に落ちたのか──。
新入社員である東條の先輩として指導するように課長から指示されたことが、すずと司の出会いの始まりだった。
人懐っこくてハキハキしゃべり、なんでも卒なくこなす司は優秀な新入社員でみんなからの評判もよかった。
新入社員歓迎会を開き、お酒が全く飲めないすずの代わりに司が飲んでくれたことで、彼への好感度が一気に上がったのだ。
いつものように定期的に飲み会は開かれ、面倒ながらも無視できないすずの参加率は高かった。
同期の加藤誠はお酒が好きなようで、たびたびすずに絡んでくる。それがすずは嫌だったが、ことなかれ主義の性格が災いして言えなかった。
すずに絡む加藤を見て、司が「加藤先輩、酒が好きなら俺が付き合いますよ」と言って、すずが飲んでいたカップを横からかっさらって飲んだのだ。
間接キス!? とすずは内心慌てるが、司は気にした様子ではなかったので騒がなくてよかったとひとりごちる。
「加藤先輩は、俺と飲みましょ?」
「ええ、野郎と飲んでもつまんねーじゃん」
「それ、みなさんがいるこの場でいいます?」
「う、それは……」
「中嶌先輩はお酒が飲めないんだから、お茶とかジュースを飲んで楽しんでもらいましょうよ!」
「……いいの?」
「飲めない人を無理に飲ませる方が今の時代アウトですよ。ですから、中嶌先輩は気にしなくていいんです」
すずは飲み会の楽しい雰囲気は好きだが、誰でも飲むことが条件であることが嫌だったのだ。
それを飲まなくていいと言ってくれた司があまりにも眩しくて、うっかり見惚れてしまった。
それ以降すずがお酒を勧められることはなくなり、嫌な感情を残すことなく飲み会に参加することができようになった。