年下わんこの本当の姿は俺様腹黒御曹司でした〜契約恋人のはずが執着されています〜
今日も飲み会でジュースを飲みながら楽しい雰囲気を味わっていると、お手洗いに行きたくなったすずは席を外した。
化粧室から出ると司がいたのですずは驚いた。
「中嶌先輩、今ちょっといいですか?」
「うん、急にどうしたの?」
「俺、中嶌先輩は仕事がそこそこできる人だから気に入ってるんですよね。ということで、俺の彼女になってくれません?」
いきなり現れて急に彼女になってくれと言われたら、誰だって驚くのも無理はないだろう。
「はあ? どういうこと?」
「俺の父が親会社の社長なんですよ、下積みしてこいってここに入社させてもらったんです
そんな父が彼女はいるのかとしつこいので、仮でいいので彼女になって欲しいんですよ」
「そんな理由で付き合えないよ」
「中嶌先輩が酒飲まなくていいようになったのって、誰のおかげだっけ?」
急に雰囲気が変わった司にすずはたじろぐ。言葉づかいだけではなく、醸し出す雰囲気も気だるげで高慢なものに変わっている。
「ねえ、中嶌先輩、誰のおかげ?」
「と、東條くん、です……」
なぜが敬語が出たすずは、にじり寄ってくる司から逃れようと一歩二歩と退がる。それでも司は近づくのを止めない。
「だよね? だったらさ、俺の言うこと聞いてくれてもいいんじゃないの? ね、中嶌先輩」
「……あなた、東條くんだよね?」
「そう、東條司。だれもが羨む東條グループの御曹司。先輩は女っ気ないけどそこそこ美人だし、物欲とかないから契約するには打ってつけだろ?」
正直司から美人と称されるなんて思ってもいなかったすずは、ぱかっと口を開けた。
呆けていると「間抜け面すんなって、すず」なんて呼び捨てにされたのだ。
「今度父さんとの食事会に連れて行くから、そのつもりで」
あごをぐいと掴まれたかと思えば、優しく頬にキスをされすずは目を見開いた。
いきなりこんなことをしてくる人じゃなかったのに!
「ちょ、東條くん!」
「二人きりの時は司でいいよ、すず。みんな待ってるから、先に行くわ」
すずを置いて席に戻る司を見送ることしかできなかった。ただ、キスをされたことはどうしてか嫌ではなかった──。
化粧室から出ると司がいたのですずは驚いた。
「中嶌先輩、今ちょっといいですか?」
「うん、急にどうしたの?」
「俺、中嶌先輩は仕事がそこそこできる人だから気に入ってるんですよね。ということで、俺の彼女になってくれません?」
いきなり現れて急に彼女になってくれと言われたら、誰だって驚くのも無理はないだろう。
「はあ? どういうこと?」
「俺の父が親会社の社長なんですよ、下積みしてこいってここに入社させてもらったんです
そんな父が彼女はいるのかとしつこいので、仮でいいので彼女になって欲しいんですよ」
「そんな理由で付き合えないよ」
「中嶌先輩が酒飲まなくていいようになったのって、誰のおかげだっけ?」
急に雰囲気が変わった司にすずはたじろぐ。言葉づかいだけではなく、醸し出す雰囲気も気だるげで高慢なものに変わっている。
「ねえ、中嶌先輩、誰のおかげ?」
「と、東條くん、です……」
なぜが敬語が出たすずは、にじり寄ってくる司から逃れようと一歩二歩と退がる。それでも司は近づくのを止めない。
「だよね? だったらさ、俺の言うこと聞いてくれてもいいんじゃないの? ね、中嶌先輩」
「……あなた、東條くんだよね?」
「そう、東條司。だれもが羨む東條グループの御曹司。先輩は女っ気ないけどそこそこ美人だし、物欲とかないから契約するには打ってつけだろ?」
正直司から美人と称されるなんて思ってもいなかったすずは、ぱかっと口を開けた。
呆けていると「間抜け面すんなって、すず」なんて呼び捨てにされたのだ。
「今度父さんとの食事会に連れて行くから、そのつもりで」
あごをぐいと掴まれたかと思えば、優しく頬にキスをされすずは目を見開いた。
いきなりこんなことをしてくる人じゃなかったのに!
「ちょ、東條くん!」
「二人きりの時は司でいいよ、すず。みんな待ってるから、先に行くわ」
すずを置いて席に戻る司を見送ることしかできなかった。ただ、キスをされたことはどうしてか嫌ではなかった──。