俺様で冷徹なハイスペック医師は ツンデレで不器用で激甘な素顔を隠せない
2話 キャリアなど紙屑
「アミオダロン投与! 150ジュールで再度チャージだ!」
激しい警報音がICUに鳴り響く。
律は命じる自分の声が、わずかに震えているのを自覚していた。
律はどんな難手術も、1度として平常心を失ったことがない。
その律の手が、今は汗ばんでいる。
ドンと葵の胸が跳ね上がった。
モニターの波形が一瞬平坦になる。
その後、波形は不規則で弱い心音を拾い始めた。
自脈は戻った。
だが波形は極めて危うい。
葵の体は、心不全とショック状態の二重苦に陥っていた。
「……持ちこたえたか。 今から手術をおこなう」
律は肩で息をつき、冷静に言い放った。
律の背後で、ICUに駆けつけてきた幹部医師たちが悲鳴のような声を上げた。
「御堂先生、正気ですか!? この状態で今夜緊急開胸するなど無謀すぎます」
激しい警報音がICUに鳴り響く。
律は命じる自分の声が、わずかに震えているのを自覚していた。
律はどんな難手術も、1度として平常心を失ったことがない。
その律の手が、今は汗ばんでいる。
ドンと葵の胸が跳ね上がった。
モニターの波形が一瞬平坦になる。
その後、波形は不規則で弱い心音を拾い始めた。
自脈は戻った。
だが波形は極めて危うい。
葵の体は、心不全とショック状態の二重苦に陥っていた。
「……持ちこたえたか。 今から手術をおこなう」
律は肩で息をつき、冷静に言い放った。
律の背後で、ICUに駆けつけてきた幹部医師たちが悲鳴のような声を上げた。
「御堂先生、正気ですか!? この状態で今夜緊急開胸するなど無謀すぎます」