ENFJホストは、30歳INFJフリーターの初恋でした。
「……やっぱり、絶対好きやん」
数日後の営業終わり。
蓮と由夏はひとつのタブレットを見ていた。
廊下の陰から2人を見ていた愛莉が呟く。
「代表、完全に由夏ちゃん狙ってるやん」
「うん……」
隣の湊は頷いた。
「これは応援せなあかんな」
「応援?」
愛莉が拳を握る。
「今日から私たち__」
「……?」
「『二人の恋を応援隊』や!」
「……応援隊」
湊はほんの少しだけ視線を逸らした。
由夏が笑っている。
その姿を見ると。
胸の奥が、少しだけ苦しくなる。
蓮を応援したい。
大切な上司であり、友人だから。
けれど。
自分自身もまた。
いつの間にか。
その笑顔に、心を奪われ始めていた。