冷遇令嬢ですが、前世の知識と先見の力で運命の王第殿下と新しい国を作ります。
「そう言えばドレスを贈るとかなんとか言っていたような…」

「ええ~っ、早く言ってよ。それじゃあそのドレスが届いてから足りない物を揃えましょう」

リリーは興奮気味にワクワクしているようだ。

それから二日後には王都の有名なドレスショップから採寸に伺いたいと連絡があった。

マキシミリアンの選んだドレスはブルーシルバーのハイネックで袖は透ける布地でカフスの部分はドレスと同じシルバーの布地に切り替えてあった。

裾に行くほどブルーが濃くなっていく布地でこの色目はマキシミリアンの髪の毛と瞳の色を連想させる。

デイジーはうっとりとしてドレス見つめている。

靴もシルバーのピンヒールで、ジャスミンのサイズで用意してくれるそうだ。

そしてペンダントはダイヤモンドが二重になった豪華なものだった。

イヤリングはジャスミンの瞳の色に合わせたテイアドロップ型のエメラルドの周りをダイヤモンドがぐるっと囲んでいる。

耳元でゆらゆら揺れる様が大人キュートでジャスミンにぴったりだ。

リリーもデイジーもサラもマーゴも、マキシミリアンのセンスの良さを褒めている。

でもジャスミンはドレスはともかくこんな高価な宝石は頂けないとマキシミリアンに手紙を書いた。

マキシミリアンからは、ジャスミンが貰ってくれないなら自分がネックレスやイヤリングをする訳に行かないからごみ箱に捨てることになる。

ジャスミンに着せたいものを勝手に作ったのだから、そのドレスを着て宝石を付けた君を僕に見せてくれるのが、僕の幸せなんだと言う意味の返信が来た。

そうまで言われれば仕方がない。

ジャスミンはありがたく靴からパーテイバック迄すべて揃えてくれたマキシミリアンに感謝するしかなかった。
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