冷遇令嬢ですが、前世の知識と先見の力で運命の王第殿下と新しい国を作ります。

ジャスミン商会を起す

その二日後シシリー達が新婚旅行に来たハメラニア共和国に着いたのだった。

ジャスミンはまずこの国をよく知らなければならないと自分に言い聞かせた。

ここで自分の商会を立ち上げるつもりなのだ。

しかし商業や経済の仕組みを知らなければ商会を立ち上げることもできない。

ここは共和国でホランデリア王国とはそもそも政治のしくみも全然違うはずだ。

はやる気持ちを抑えてまずはホテルに宿を取った。

観光業が国全体の収入の50%以上になるハメラニア共和国なのだ。

特にここ首都ではホテルが多い。ランクも様々だ。

他国の貴族御用達の様な高級感あふれるホテルから前世で言うB&Bつまり民宿の様な携帯でベッドと朝食だけが付いた宿や泊る所だけを貸す宿などその形態は様々だ。

宿のランクによって宿代もピンからキリまでだ。

まず偵察のみに過ごす二~三週間は安全な地域の中くらいの前世で言えば三ツ星ランクのホテルに宿を取った。

名前はシシリーと決めていたJM・デイリーとした。

姉妹三人の名前を合わせてみたのだ

シシリーは“上手く考えたわね“と言って笑っていた。

共和国なので貴族制度は何十年も前に廃止されている。

元伯爵だの元侯爵だのと言う言葉は残っている所からそう言う地位にあった人達はいまだに誇りと貴族としての矜持を忘れていないらしい。

それが良い方に働いているなら何も文句をつけるところではない。
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