冷遇令嬢ですが、前世の知識と先見の力で運命の王第殿下と新しい国を作ります。

JM商会の躍進

ジャスミンはマキシミリアンと再会した次の日朝早くに、この国の最南端にシアの木の林を見に行く事になっていたのだ。

薬品会社の研究室でシアバターを使った基礎化粧品の制作の目処が着いたので

今はそのサンプル作りに取り掛かっている。

シアの実を安定供給するために手を打たなければならない。

シアの木が自生する最南部に行って実際に見て、どうするのが一番いいか決定しなければならない。

マキシミリアンは疲れているだろうから今日はこの離宮でゆっくりしてもらうように言ったのだが、マキシミリアンは一緒に行くと言った。

せっかくこうして運命的に再会したのだからもう一時も離れるつもりはないとジャスミンを抱きしめながら甘い声で囁いた。

昨夜はせっかく用意した客間は結局使わずにジャスミンの部屋で一緒に眠ったのだ。

これまでの事を話ながらいつの間にか二人とも眠ってしまっていた。

朝早くにシャワーを浴びて朝食を取り迎えの馬車に乗った。

最南端までは馬車で一日かかる。

着いたのは夕方で、その日は仲介人が予約していてくれたホテルに泊まった。

もちろん二人一緒の部屋で、そのホテルでは一番いい部屋を取ってくれたらしい。

部屋は入ってすぐのところにソファーとダイニングテーブルがあり、その奥の部屋は寝室になっている。

夕食も部屋に届けてもらいダイニングテーブルに座って二人で食べた。

それぞれ風呂に入り今度はソファーに並んで座りワインを飲むことになった。

昨夜は二人で一緒にベッドに入ったが話に夢中になり抱き合って眠ってしまったのだ。

マキシミリアンは今日こそは長年の想いを遂げるのだとジャスミンを片時も離さずにいた。
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