天才料理少女は、イケメン兄弟の恋心に気づかない
「4日前。改札で定期落としたでしょ」



そういえば、誰かが拾ってくれたな。

私は、顔すら見てなかったのに、この子は黒子と痣に気づいたんだ。



「お願いします。助けてください。最後にちゃんと何かしたいんだ。このままなくなったら、一生後悔する」



律くんは立ち上がって、頭を下げる。

そして、なかなか元の姿勢に戻ってくれない。

もう一度、久保田兄弟と話をすることになってしまった。
< 16 / 39 >

この作品をシェア

pagetop