天才料理少女は、イケメン兄弟の恋心に気づかない
02過保護すぎるお父さん
うちのリビングに座る千晶さん、久保田先輩、律くん。
三人と向かい合って座るお父さんは、腕を組んでしかめっ面をしている。
いつもにこにこして優しいのに、なんか変だ。
「本来なら、この子たちの両親である私の姉夫婦がご挨拶に伺うべきなのですが、時間が合わず申し訳ございません」
さっきまでの三兄弟のような雰囲気とは打って変わり、千晶さんは大人な話し方をする。
「土日もお仕事をされてるんですか?」
ビデオ通話でつないだタブレットの画面の向こうで、お母さんが言った。
「はい、二人とも公立病院で医師をしておりまして、あまり家にいないんですよ」
両親ともにサラリーマンの我が家とは、住む世界が違う人たちだったんだな。
「それは、お忙しそうですね。修明に行かれているってことは、もしかして春斗くんと律くんも、お医者さんを目指してたり?」
「はい、そうですね」
久保田先輩すごいな。
即答したよ。
「俺……僕は別に」
将来のことを全然考えられていない私は、勝手に律くんに親近感を持つ。
お父さんがあまりにもしゃべらないものだから、千晶さんとお母さんで話が進んでいく。
そして。
三人と向かい合って座るお父さんは、腕を組んでしかめっ面をしている。
いつもにこにこして優しいのに、なんか変だ。
「本来なら、この子たちの両親である私の姉夫婦がご挨拶に伺うべきなのですが、時間が合わず申し訳ございません」
さっきまでの三兄弟のような雰囲気とは打って変わり、千晶さんは大人な話し方をする。
「土日もお仕事をされてるんですか?」
ビデオ通話でつないだタブレットの画面の向こうで、お母さんが言った。
「はい、二人とも公立病院で医師をしておりまして、あまり家にいないんですよ」
両親ともにサラリーマンの我が家とは、住む世界が違う人たちだったんだな。
「それは、お忙しそうですね。修明に行かれているってことは、もしかして春斗くんと律くんも、お医者さんを目指してたり?」
「はい、そうですね」
久保田先輩すごいな。
即答したよ。
「俺……僕は別に」
将来のことを全然考えられていない私は、勝手に律くんに親近感を持つ。
お父さんがあまりにもしゃべらないものだから、千晶さんとお母さんで話が進んでいく。
そして。