甘えん坊な彼氏に私だって甘えたい
瑠衣君は急に態度を変えると、私の前に頭を下げてきた。つまり、頭を撫でて欲しいみたいだ。
「ふぅ。本当にしょうがないんだから……」
私は呆れたように息を吐くと、瑠衣君の頭をよしよしと撫でた。気づけば、瑠衣君のお尻からは見えないシッポが嬉しそうに振れているようにみえた。
「嬉しい! 莉央、ありがと! 今日も一緒に帰ろうね!」
「はいはい、わかったよ……」
瑠衣君は私に満面の笑みを浮かべると、自分のクラスへと戻っていった。
なんだかんだ、私はいつも瑠衣君のことを許してしまう。それに、あんな可愛い笑顔を見せられると自分も元気になれるのだ。
ただ、受け止めるばかりも辛いんだよなぁ……。