甘えん坊な彼氏に私だって甘えたい
意外……。そうだよね、こんなコミュ障で真面目な私と人気者の瑠衣君じゃ、釣り合わないよね。
なんだか、ちょっとだけ不快な気持ちになった。
けれど、今はそんなことで悩んでいる時間はなかった。私は瑠衣君たちの会話を遮るように、教室の扉をガラッと勢いよく開けた。
「……あ! 莉央がやっと来た!」
生徒会のメンバーたちは、私が入ってきたことに気づくと、気まずそうな顔をしていた。
そんな中、瑠衣君だけは何故か嬉しそうに表情を緩めていた。
「莉央、遅かったね。待ってたんだよ。今日は僕も一緒に会議に参加するからさ」
私は黙り込んだ。生徒会役員でもない瑠衣君がどうしてここにいるか、理解が追いつかなかった。