甘えん坊な彼氏に私だって甘えたい
「……莉央?」
「瑠衣君……。ここは遊び場じゃないんだよ? それに基本的には生徒会メンバー以外、この部屋に入っちゃいけないの。用があるならスマホを通して連絡してほしいな」
「島崎会長、たまにはいいんじゃない? それに教室に入っていい許可を出したのは私達なんだから」
「そうそう、彼がいた方が空気も明るくなって会議も楽しくできそうだし。いつもの真面目モードでやられると、こっちも退屈になって話が頭に入ってこないんだよね」
わざとらしく笑い合う彼女たちに、私は下唇を強く噛み締め、両拳を握りしめた。
真面目モードって……色々とやることに追われて、切羽詰まってやっているだけなのに……。
その瞬間、背後から扉が開く音がした。
黒木さんと青木君が生徒会室へ入ってきたのだ。
「あれ? なんで君がまたいるの……?」
青木君は瑠衣君を見た瞬間、顔を引きつらせていた。
「島崎会長〜! 今日の会議なんだけど、またバイトがあるから途中で抜けさせてもらうね」
黒木さんはまたバイトを理由にして、生徒会の仕事をサボる気だ。