甘えん坊な彼氏に私だって甘えたい

次の瞬間だった。私の身体がふわりと宙に浮かんだ。
 

間に合わなかった。これから全身に激痛が走って、意識も飛んじゃうのかな。


けれど、身体は全く痛くなかった。


私の身体は誰かの両腕によって包み込まれ、気づけば道路の脇に倒れ込んでいたのだ。


え……? どういうこと?


呆然としたそのとき、自分が誰かの身体の上に乗っていることに気づいた。


視線をそっと落とすと、私は目を大きく見開いた。


「瑠衣……くん……?」

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