碧くんの好きが溢れてる④ 〜あなたが好き過ぎて寂しいんですけど〜
 ノックの音がして、2人は抱き合っていたが、直ぐに離れた。ドアを開けるとママがいた。紅茶とお手製のクッキーを持ってきたのだ。ママも気になるらしい。

「さぁ、2人とも手作りのクッキーを食べて。碧くん、ゆっくりしていってね。」
「ありがとうございます」
「ママ、この後、碧くんとお祭りに行くから」
「そうなの。じゃあ、浴衣の用意しないとね。碧くんはパパの浴衣があるから着ていく?」
「いいですか?」
「2人でできたら楽しいわよ。じゃぁ、準備してくるから、ゆっくりクッキーを食べててね」

ママは嬉しそうに急いで部屋から出て行った。2人でクッキーを食べると碧くんは感激していた。手作りのクッキーは初めてだそうだ。

私はママから教わって、我が家の特製クッキーで碧くんの胃袋をつかもうと決意した。こうして碧くんの餌付け計画が始まるのだった。


目の前にいる碧くん。ただ碧くんとクッキーを食べているだけなのに、こんな些細なことでも幸せを感じて嬉しいのだと実感した。

そしてママから準備ができたと呼ばれた。ママは2人分の浴衣を並べて、まず碧くんから着せた。

リビング横の和室の戸を閉めて待っていた。どんな碧くんが出てくるの楽しみだ。格好いいだろうな。

男性の浴衣をすぐに着せるママはすごい。碧くんが出てきたら、思っていた以上に格好いい。

ママが何故かとや顔している。それは碧くんの格好良さが滲み出ているので、ママの着付けの良さだけじゃないですよ。でもママのお陰で、お祭りが楽しくなりそう。
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