碧くんの好きが溢れてる④ 〜あなたが好き過ぎて寂しいんですけど〜
「うん、お付き合いしたい。それに碧くんが私だけを考えてくれたことを信じる」

「アリス」碧くんの嬉しそうな顔はこの先、忘れられないだろう。

2人で会えなかった時間を埋めようと抱き合った。しばらくして、碧くんが私の顔見て、何か聞いてあげた。私は頭をかしげた。するとまた抱きしめてくる。

「アリス、その表情は反則だ。我慢できなくなる」
「碧くんが何か言いたいかと思って」
「そうだ。お祭りに行こう。今日は花火大会もある」
「碧くん嬉しい。もうお祭り行けないと思ってた。お付き合い1日目に、お祭りが行けるなんて夢みたい」

私はラプンツェルの物語を思い浮かべた。塔に閉じ込められたラプンツェルはユージンに連れ出してもらう。そして、ランタンフェスティバルに行ったんだ。

私も閉じこもっていた2階の部屋から、今碧くんに連れ出してもらおうとしている。

「アリスと約束しただろう。お祭りに行こうって。それからいつか海に行こう。これからアリスとずっと一緒だから、いつでもどこへでも行ける」
「うんうん、ずっと一緒にいてね」
「当たり前だろう!俺にはアリスだけだ。大切にする」

私は碧くんをまたぎゅっと抱きしめた。夢心地なひととき、碧くんとこれから、お付き合いができる喜びが沸き上がった。


ピンク色の部屋が私の幸せな気持ちを表している。1人でいた部屋は、寂しくピンク色もくすんだ感じだった。

でも今、碧くんといる。このエアが別世界のようにキラキラした空間に思えた。
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