恋した私の最高到達点
幼馴染
智春と呼んだのは、彼と同じバレー部だあろう男子数人。
私は彼がなんて言うのか知っているけども、ドキドキしながら息を飲んだ。
「幼馴染の本間未乎ちゃん。えっと、1年何組?」
「3組です」
わかりきってた答えに、私は立ち上がって右手の指を3本立てた。
「智春にこんな可愛い幼馴染がいるとわ」
「お前バカなのにな」
「バカは関係ないじゃん」
見たことのない彼がいる。
バレーボールが大好きで、一生懸命している事は知っていたけど、彼の友達なんて知らない。
というか、私自身友達いないし。
「こいつバカだけどよく跳ぶんだわ」
「本間さんもこんな幼馴染がいて大変だね」
気づけばワラワラと集まってきた男子高校生に、私はどうしたらいいのかわからなくなっていた。ただ心臓が痛い。
「てゆうか、俺たち帰るわ」
「ファミレスは?」
「今日はキャンセルで」
「ふーん、了解」
彼がそう言うと、皆は先に行ってしまった。
「智くんいいの?」
「俺は大丈夫。それより歩ける?」
「大丈夫、大丈夫。すっごく平気!」
私はアピールするようにスキップをして、玄関へ向かった。
「未乎ちゃん、だめでしょ」
頭をポンと撫でる手が懐かしい。
「体しんどくなるよ」
「わかってる」
可愛くない返事とわかっていながら、疲れた私は靴箱に寄りかかって、靴を床に投げて上履きを脱ぐ。
それから上履きを拾えば、いつも通り目が回った。
「未乎ちゃん、どうやって学校来てる?バス?」
「うん、バス」
本当なら電車で1駅。
でも駅まで歩くのも、駅から歩くのもしんどい私は、家の前から出ているバスで通っている。
結果、倍近く時間をかけて登下校をしていることになってしまった。
「智くんは電車でしょ?」
「今日は一緒に帰ろ」
優しくしないで欲しい。
私の中の悪魔がそうささやいた。
優しくされればされるほど、私の気持ちが傾いてしまう。
「なんでこの高校?やっぱ近いから?」
彼はさらりと私のカバンを持つと、ゆっくりと歩き始めた。
その後ろを私は追いかける。
「多少休んでも補講とレポートで卒業できるからだよ」
私立であるこの学校には、スポーツ推薦で入ってくる生徒もちょこちょこいて、怪我で入院したりした生徒には救済措置がある。
バス1本であることと、休んでも卒業できる制度があるからこの学校を選んだ。
決して彼がいるからではない。
「俺勉強わかんないからなぁ。でもせっかくまた同じ学校に通うんだから、たまには一緒に帰ろうぜ」
「でも智くん部活忙しいでしょ?」
バレー部は全国大会出場常連校で、彼は優秀なセッターと呼ばれるポジションらしい。
らしいというのは、私の体力的に大会の応援に行くことがなかなかできず、その活躍は誰かの口で聞くことが多いからだ。
「それに彼女さんとか好きな人いるでしょ?誤解されたらやだもん」
これが何よりの本音だ。
彼女になれないことよりも、嫌われる方が嫌。
でも、彼はにっこりと笑う。
「俺どっちもいないから問題なし!」
私は彼がなんて言うのか知っているけども、ドキドキしながら息を飲んだ。
「幼馴染の本間未乎ちゃん。えっと、1年何組?」
「3組です」
わかりきってた答えに、私は立ち上がって右手の指を3本立てた。
「智春にこんな可愛い幼馴染がいるとわ」
「お前バカなのにな」
「バカは関係ないじゃん」
見たことのない彼がいる。
バレーボールが大好きで、一生懸命している事は知っていたけど、彼の友達なんて知らない。
というか、私自身友達いないし。
「こいつバカだけどよく跳ぶんだわ」
「本間さんもこんな幼馴染がいて大変だね」
気づけばワラワラと集まってきた男子高校生に、私はどうしたらいいのかわからなくなっていた。ただ心臓が痛い。
「てゆうか、俺たち帰るわ」
「ファミレスは?」
「今日はキャンセルで」
「ふーん、了解」
彼がそう言うと、皆は先に行ってしまった。
「智くんいいの?」
「俺は大丈夫。それより歩ける?」
「大丈夫、大丈夫。すっごく平気!」
私はアピールするようにスキップをして、玄関へ向かった。
「未乎ちゃん、だめでしょ」
頭をポンと撫でる手が懐かしい。
「体しんどくなるよ」
「わかってる」
可愛くない返事とわかっていながら、疲れた私は靴箱に寄りかかって、靴を床に投げて上履きを脱ぐ。
それから上履きを拾えば、いつも通り目が回った。
「未乎ちゃん、どうやって学校来てる?バス?」
「うん、バス」
本当なら電車で1駅。
でも駅まで歩くのも、駅から歩くのもしんどい私は、家の前から出ているバスで通っている。
結果、倍近く時間をかけて登下校をしていることになってしまった。
「智くんは電車でしょ?」
「今日は一緒に帰ろ」
優しくしないで欲しい。
私の中の悪魔がそうささやいた。
優しくされればされるほど、私の気持ちが傾いてしまう。
「なんでこの高校?やっぱ近いから?」
彼はさらりと私のカバンを持つと、ゆっくりと歩き始めた。
その後ろを私は追いかける。
「多少休んでも補講とレポートで卒業できるからだよ」
私立であるこの学校には、スポーツ推薦で入ってくる生徒もちょこちょこいて、怪我で入院したりした生徒には救済措置がある。
バス1本であることと、休んでも卒業できる制度があるからこの学校を選んだ。
決して彼がいるからではない。
「俺勉強わかんないからなぁ。でもせっかくまた同じ学校に通うんだから、たまには一緒に帰ろうぜ」
「でも智くん部活忙しいでしょ?」
バレー部は全国大会出場常連校で、彼は優秀なセッターと呼ばれるポジションらしい。
らしいというのは、私の体力的に大会の応援に行くことがなかなかできず、その活躍は誰かの口で聞くことが多いからだ。
「それに彼女さんとか好きな人いるでしょ?誤解されたらやだもん」
これが何よりの本音だ。
彼女になれないことよりも、嫌われる方が嫌。
でも、彼はにっこりと笑う。
「俺どっちもいないから問題なし!」