夜の底に、二人だけの花火を灯そう

プロローグ

「これで終わります。さようなら」

「「「「「さようなら」」」」」


「やったぜー、今日新作ゲームの発売日だって!」

「マジ?え、財布この前無くしたかも」

「えぇぇ!?」

「うっそぉ。ありますよーん。金足りてるか分かんねぇけど」

みんなの元気そうな声が私の耳を通り抜けた。


手に回したバックが重たい。


いつもそうだ。

普通、学校が終われば嬉しくて飛び跳ねるはずなのに、私はいつもそう。


なぜなら──

家は、地獄だから。

学校の方がましだ。

学校は真面目に優等生をやっていればなんてことない。


家には、


姉の八つ当たり、父の放蕩、母の泥酔が待っている。


姉は大学受験なのを良いことに、私に当たってくる。

父は女遊びが激しく、いつもどこかに出かけている。

母は四六時中酒をのんでおり、酔っ払って絡まってくる。


家にいると安心できない。私の家は普通じゃないんだ。
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

短歌

総文字数/27

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

数センチメートルの宇宙が広がる

総文字数/408

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
好き って気持ち 永遠に忘れない
放課後図書室、影のキス

総文字数/7,102

恋愛(純愛)14ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
さよなら、はじめまして。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop