義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
回るのをやめて手の上にいるシーラを凝視するフィーヌの瞳は、嫉妬と憎悪にまみれてあまりにも恐ろしい。
「小鳥になったあなたには、この国から出て行ってもらいます」
(えっ?)
「綺麗な羽色の小鳥だもの、裏ルートで他国に売れば高値で引き取ってもらえるでしょう」
(そんな……!)
フィーヌは本気で言っているのだろうか。謝罪も、仲良くなりたいという言葉も、全部嘘だったのか。シーラはショックで鳴くことさえできない。
「ルリウス様には……そうね、途中まで一緒にいたけれど酷く疲れたようで先に帰った言っておくわ。王城での生活に慣れなくて辛いと言っていたと伝えておけば、あなたが行方不明になっても、自国に帰ったのだと思うでしょう」
そう言って、フィーヌは部屋の隅にあった鳥かごにシーラを入れ、扉を閉めた。
「大人しくここに居てちょうだい。すぐに迎えをよこすから」
さも愉快だと言う顔で笑い、フィーヌは部屋を出て行った。
「小鳥になったあなたには、この国から出て行ってもらいます」
(えっ?)
「綺麗な羽色の小鳥だもの、裏ルートで他国に売れば高値で引き取ってもらえるでしょう」
(そんな……!)
フィーヌは本気で言っているのだろうか。謝罪も、仲良くなりたいという言葉も、全部嘘だったのか。シーラはショックで鳴くことさえできない。
「ルリウス様には……そうね、途中まで一緒にいたけれど酷く疲れたようで先に帰った言っておくわ。王城での生活に慣れなくて辛いと言っていたと伝えておけば、あなたが行方不明になっても、自国に帰ったのだと思うでしょう」
そう言って、フィーヌは部屋の隅にあった鳥かごにシーラを入れ、扉を閉めた。
「大人しくここに居てちょうだい。すぐに迎えをよこすから」
さも愉快だと言う顔で笑い、フィーヌは部屋を出て行った。