義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
さすがは王太子、幼少の頃から日々さまざまな稽古にあけくれていたのだろう。もちろんダンスもそのひとつだ。まるで体が勝手に動くかのように、シーラはルリウスにエスコートされている。
「シーラはやっぱりダンスが上手い。人間の国では踊ったことすらなかったんだろう?今までたくさん練習したんだね」
「そんな、ルリウス様こそとてもお上手です。私は何もしていないのに、勝手に体がルリウス様へついていきます!」
「それはよかった。懇親会当日も俺が華麗にエスコートしてみんなに見せつけてあげるから、安心して」
(ルリウス様……!私が不安に思っていたことを覚えててくださったんだわ。心配ないって伝えてくれている)
ルリウスの思いにシーラは嬉しくなってとびきりの笑顔をルリウスへ向けた。そんなシーラの笑顔に、ルリウスの胸は愛おしさでいっぱいになる。
そのまま二人は音楽が終わるまで楽しそうに踊っていた。
*
ゲルダン国の王城内の一室で、ふわりとしたローズピンク色の髪の毛をなびかせた可憐な姫がお茶を優雅に飲んでいた。
「ローゼ様、もうすぐフォリア国との懇親会ですね」
近くにいた侍女がそう言って色とりどりのお菓子をテーブルへ並べると、ローゼは嬉しそうに微笑みながらお菓子をひとつ手に取り、口に含む。サクリ、と軽い音がしてローゼの口の中でお菓子があっという間に消えていった。
「フォリア国に行くのは久しぶりだわ。いつぶりかしら?ルリウス様に会えるのが今から楽しみね!私のこと、覚えていてくれるかしら」
今度は違うお菓子をひとつ手に取ると、また口に含む。近くにいた黒髪の騎士が、ローゼを見て静かに口を開く。
「ルリウス殿下は最近、番を見つけたという噂を耳にしました」
騎士の言葉に、ローゼは眉を顰めてムウッと小さく口をしぼませる。
「シーラはやっぱりダンスが上手い。人間の国では踊ったことすらなかったんだろう?今までたくさん練習したんだね」
「そんな、ルリウス様こそとてもお上手です。私は何もしていないのに、勝手に体がルリウス様へついていきます!」
「それはよかった。懇親会当日も俺が華麗にエスコートしてみんなに見せつけてあげるから、安心して」
(ルリウス様……!私が不安に思っていたことを覚えててくださったんだわ。心配ないって伝えてくれている)
ルリウスの思いにシーラは嬉しくなってとびきりの笑顔をルリウスへ向けた。そんなシーラの笑顔に、ルリウスの胸は愛おしさでいっぱいになる。
そのまま二人は音楽が終わるまで楽しそうに踊っていた。
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ゲルダン国の王城内の一室で、ふわりとしたローズピンク色の髪の毛をなびかせた可憐な姫がお茶を優雅に飲んでいた。
「ローゼ様、もうすぐフォリア国との懇親会ですね」
近くにいた侍女がそう言って色とりどりのお菓子をテーブルへ並べると、ローゼは嬉しそうに微笑みながらお菓子をひとつ手に取り、口に含む。サクリ、と軽い音がしてローゼの口の中でお菓子があっという間に消えていった。
「フォリア国に行くのは久しぶりだわ。いつぶりかしら?ルリウス様に会えるのが今から楽しみね!私のこと、覚えていてくれるかしら」
今度は違うお菓子をひとつ手に取ると、また口に含む。近くにいた黒髪の騎士が、ローゼを見て静かに口を開く。
「ルリウス殿下は最近、番を見つけたという噂を耳にしました」
騎士の言葉に、ローゼは眉を顰めてムウッと小さく口をしぼませる。