義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
 小鳥姿にまだ慣れていないシーラが、長い間小鳥姿でいるのは負担がかかる。シーラを気遣ってルリウスはそっとシーラの顔の近くを嘴で優しく梳かし始めた。

(うっ、なにこれ、気持ちいい……!)

 絶妙な力加減で毛づくろいをされている。シーラが思わず目を瞑って首を傾けると、ルリウスはせっせと丁寧に優しく毛づくろいを行う。

(小鳥同士の毛づくろいってこんなに気持ちいいものなのね……!)

 シーラはうっとりした顔で毛づくろいを受け、ふと目を開ける。

『ルリウス様、私もやってみて良いですか?』

 シーラがそう問いかけると、ルリウスは毛づくろいを止めて羽をフワッと広げた。

『嬉しいな!いいの?』
『うまくできるかはわかりませんが……やってみたいです』

(私も、小鳥姿のルリウス様に毛づくろいしてあげたい)

 シーラはルリウスの首元を優しく嘴で撫でる。ルリウスがやってくれたように、見よう見まねでせっせと毛づくろいを始めた。
 ルリウスは目を閉じて気持ちよさそうにうっとりとしている。

(嫌がられてはいないから、大丈夫そうだわ)

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