義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
(やっぱりルリウス様はあの青い小鳥さん……なんだか不思議だけど、やっぱりとっても可愛いわ!)

 ルリウスは小首をかしげてシーラを見上げる。早く撫でてくれと言わんばかりだ。その姿はとても愛らしく、シーラの胸はキュンとなる。

 ルリウスに言われた通り、指で優しくルリウスの体を撫でてあげると、ルーリウスは嬉しそうに目を瞑った。

 手のひらの上に、ルリウスのふわふわの羽の感触がある。小さいのにとても温かく、トクトクと心音が伝わってくる。

(ああ、なんて愛らしいのかしら。こんなにも小さい命が、なんの疑いもなく私の手の上でリラックスしてくれている)

 あまりの愛おしさに胸が押しつぶされてしまいそうだ。吸い寄せられるようにシーラの顔はルリウスの体へ近づき、すり、と優しく頬を擦り寄せる。
 そして、シーラは小さくチュッとキスをした。

 その瞬間、ポンッとルリウスの体が人間の姿に戻った。

「きゃっ!えっ、ルリウス様!?」
「ずるいよシーラ!あんな風に頬を擦り寄せられてしかもキスなんてされたら、嬉しすぎて人の姿になってしまう」

 そう言って、ルリウスはシーラをぎゅっと抱きしめた。さっきまであんなに小さく可愛らしかったのに、今はしっかりと男性の体でシーラを包みこんでいる。

 そのギャップに、シーラは沸騰しそうなほど顔を真っ赤にしていた。




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