義姉に全てを奪われ虐げられた令嬢は、青い小鳥の王子に溺愛される
「シーラ……?おはよう」

 ふにゃり、と幸せそうな笑顔を向け、ルリウスが言う。まだ眠そうな顔のまま、ゆっくりとルリウスの手がシーラに伸び、頬に触れる。

「ああ、よかった。夢じゃない。ちゃんとシーラがいる」

 そう言ってまた嬉しそうに笑うと、ルリウスはシーラを抱きしめ、シーラの肩に頭をグリグリと押しつける。

(なっ、なに!?この可愛らしい生き物は!?)

 急なことにドキドキしているのに、あまりの可愛らしさにキュンとしてしまう。

「ル、ルリウス様……」
「シーラがこうして側にいてくれるなんて幸せだよ。これから毎日ずっと一緒にいられるね」

 そう言ってルリウスは顔を上げると、シーラの顔に小さなキスを沢山ふらせる。そして、ルリウスはハッとして顔を離すと、目を輝かせた。

「そうだシーラ!鳥の姿になるから、シーラの手の上で撫でてもらえるかな?」
「えっ?」
「シーラの手の上、とっても気持ち良いんだ。シーラと一緒になれたら、またやってもらいたいと思ってたんだよ!」

 そう言うと、ルリウスはポンッと小鳥の姿になる。シーラが驚いて手を広げると、シーラの片手に止まってルリウスはちょこんと座る。

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