一夜の運命。
「な、に…あれ」


素性を知ったら今度こそ殺されるかも。
その前に根性焼きされると思う。


深く関わらない方が身の為だとわかってるけど

知りたい自分がいる。



「はぁもう寂しい…。」
「そうですか」
「そういえば、一緒にいたお兄さんと知り合いだったんだね」
「あ、うん…彼氏と別れた時に一緒にいたのがあの人」
「え!!なんで教えてくれなかったの?!」
「あなた眼中になかったよね」


タツさんしか見てなかったよね。
一、二言会話はあったものの、視線はほぼタツさんだったよね。
タツさんの顔に穴が開くのかと心配するくらいには


「まぁ、じゃあ連絡先交換したよね?」
「あ…忘れた。」
「おバカー!」

また連絡するって言われて、普通に『うん』って返したけど、そういや交換してなかったわ。


まぁ、いいか


「たまたま会ったんだよ?!しかも2回も!それはもう運命だよ!!」
「大袈裟だなぁ。ただの偶然」
「絶対運命だから!」


タツさんに会えた喜びなのか、アドレナリンが出て妙にテンション高めに話すてっちんを横目に、ヒロさんが去った方に目線を向ける。



…運命なのか?








・
< 50 / 96 >

この作品をシェア

pagetop