一夜の運命。
「っ…そ、そう!けっしてやましい事は」
「リュウジに聞いてない。そのバカそうな女に聞いてる」
遮るように声を荒げる。

「失礼ね。今日まで浮気に気付かないあんたの方がバカでしょ」
「っ…」


そう言い、鼻で笑う女。いや、あばずれ。

思わず手が伸びた。

バシッ…!

あばずれの左頬が赤くなっていく。
私の右手もジンジンする。

「おい!やめろ、手出すな!」

リュウジに押されて思わず体勢がよろけた。

「っ…かばうんだ」
「手出す事ねぇだろ」
「先に手出しておっ始めたのはそっちでしょ」
「私は手出してないわよ。先に誘ってきたのはリュウくんだもん」


リュウくんって…。

「余計な事言うなマジで、帰ってくれ」
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