一夜の運命。
承。
てっちんの家から車で20分程のところ。

大きな緑地公園を抜けて、ゆるい坂道を少し上がったところに家があった。


四方を高くて白いブロックの壁に囲まれて
家というか…豪邸…いや、要塞みたい。

やはりギャングは金回りが良いのか。

よくよく考えたら乗ってきた車もレクサスだったなぁ…
あんな高級車初めましてだよ


というか、想像していた住まいよりはるかにスケールが違くてちびりそう。
マンションの一室を想像してた。



「ようこそ我が家へ」

ヒロの言葉で玄関の扉を開くと、中も想像以上に広かった。
吹き抜けのリビングに、端にはクラシックピアノ。
電気暖炉の上に壁掛けテレビ。
リビングの奥、暖炉横が階段で2階に繋がる。




…ここ本当に日本ですか。


「…すみません、家賃はおいくら万円ですか…」



予算オーバーかもしれない。
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