一夜の運命。
夜中4時過ぎ、ふと目が覚めた。

一瞬、どこにいるのかわからなくて
「あ…ヒロのお家か」と気付いた。

喉が乾いて、1階にあるキッチンを目指して階段を降りると

焚き火の光だけで照らされた暗いリビングで
テラス窓の前で床に座ってるヒロを見つけた。

手にはウイスキーが入ったグラス。
すぐ横にウイスキーボトルがある。


私に気付いていないみたいで、ウイスキーを持った反対の手には写真がある。



なんの写真だろう?


もう一歩近づいたところで、ヒロがパッとこっちを見た。
鋭い眼光で、私を警戒しているようだ…

もう一歩が進めず、掠れた声をしぼり出すように「っ…ヒ、ロ」と声をかけると、気を緩んだ

「…悪い、ミアか…」
「うん…お水飲みに来た」
「そうか…」


キッチンでグラスにお水を注いで、それを手にまだ床に座るヒロの横に腰掛けた。

ヒロは手に持っていた写真をサッと胸ポケットにしまって、なんの写真か見る事ができなかった。



見せたくないものがあるんだ…
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