一夜の運命。
支度をして、てっちんの家から出勤していた時間より1時間早く家を出た。

坂を下った所にバス停があるので、そこに停留するバスに乗って通勤する予定。


昨日バスに乗ったとはいえまだ慣れないから早めに行こうと、玄関を出ると



ポーチ手前でリュウさんが居た。


いや、あの視線は…



「タツさん!」
「っ!!」
「お久しぶりです!おはようございます!」
「…おはようございます」


少しびっくりした表情をするタツさん。

「俺だと、よく分かりましたね」
「あー…リュウさんは目が死んでるので分かりやすいです」


死んでるというか、私を嫌だという冷たい視線を感じるからね


私の言葉にクスッと笑うと「…確かに、あいつは目が死んでます」と毒を吐くタツさん。



タツさんがクマさんなら、リュウさんは凶暴なトラって感じがする。


瓜二つで威圧感はお互いすごいのに、性格は正反対だ。
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