一夜の運命。
「失礼します。おはようございます」
「リュウおはよう」
「…おはようございまーす…」


控えめに挨拶をすると、リュウさんが軽く会釈をしてくれた。


え!!
無視されなかった!!


これは、、、

一歩前進…?



「ミア、今日仕事終わったら予定ある?」
「今日は特に…ないかな」
「ドレスを買いに行こう。迎えに行く」
「…わかった」
「あ、あと…パートナーの件は俺らだけの秘密にして」
「分かった」



パートナーの“ふり”だもんね。

主催者に言われたとはいえ、お願いをするくらいだからヒロの中では重要な事なんだろうな…

「じゃあまた後でな。行ってきます」と頭を撫でられ

チュッ…

「っ…!!」


おでこに軽くキスを落とすと颯爽と出て行った。


静まり返った空間に

「…朝から心臓に悪い」



私の声だけが弱々しく響いた。







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