一夜の運命。
遅めのランチをとった後の午後。
3ヶ月後に控えるプロジェクトの一員として、会議に参加するべく会議室へ入ると
「お疲れ様です」
「…」
ニコッとこちらに挨拶をする元彼リュウジの姿が。
「お疲れ様です!」と私の後ろにいた後輩が応えて、リュウジと握手を交わしている。
先日妊娠を上司に報告すると約半年後に産休に入るから、それまでに仕事の引き継ぎをこの後輩にする事になった。
まずは流れを見た方がいいという理由で、今回のプロジェクトから私についているのだ。
元気な爽やかリーマンで世渡り上手な後輩だ。
「…お疲れ様です」
最悪だ。
今回のプロジェクトはリュウジが担当か…。
会社は違えど、こうしたプロジェクトでちょこちょこ手を組んでいる会社側。
リュウジと出会い、付き合う事になったのもこうした関係からできたものだった。