一夜の運命。



遅めのランチをとった後の午後。


3ヶ月後に控えるプロジェクトの一員として、会議に参加するべく会議室へ入ると

「お疲れ様です」
「…」



ニコッとこちらに挨拶をする元彼リュウジの姿が。


「お疲れ様です!」と私の後ろにいた後輩が応えて、リュウジと握手を交わしている。

先日妊娠を上司に報告すると約半年後に産休に入るから、それまでに仕事の引き継ぎをこの後輩にする事になった。

まずは流れを見た方がいいという理由で、今回のプロジェクトから私についているのだ。

元気な爽やかリーマンで世渡り上手な後輩だ。


「…お疲れ様です」





最悪だ。

今回のプロジェクトはリュウジが担当か…。

会社は違えど、こうしたプロジェクトでちょこちょこ手を組んでいる会社側。


リュウジと出会い、付き合う事になったのもこうした関係からできたものだった。


< 97 / 104 >

この作品をシェア

pagetop