ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
眉を下げ、白い歯を覗かせて屈託なく笑うその表情。

――あの頃の眩しい笑顔が、茜色の夕暮れの中で鮮やかによみがえっていた。


「……」


夏凜の息が止まった。

見惚れてしまうほど綺麗で、愛おしくて、ずっとずっと取り戻したかった海斗の笑顔。

胸の奥が熱く焼けるように疼き、目頭がツンと痛む。

夏凜が言葉を失ったまま見つめていると、海斗はクレープを夏凜の手元へと丁寧に返し、まっすぐに夏凜の瞳を覗き込んできた。

夕陽を反射した瞳が、深く、静かに夏凜を捉える。

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