ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
部屋の中央、革張りソファの前。


生徒会長・東堂貴志が、夏凜の前に片膝をついていた。


色素の薄い柔らかなアッシュブラウンの髪が夕暮れの光に透け、ティーン誌のトップモデルたる完璧な横顔がそこにあった。


そして東堂の両手は――夏凜の白く華奢な右手を、逃げ場を塞ぐように、優しく、けれど強く包み込んでいた。



夏凜はソファに座ったまま、目を見開いて硬直していた。


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