ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
「俺が……俺が馬鹿だったんだ! 他人の言葉に踊らされて、夏凛と話そうともしなかった……! 実験台だなんて嘘だろ!? 夏凜が俺のために費やしてくれた時間、全部本気だったって……やっと気づいたんだよ!」

海斗の瞳から、大粒の涙が零れ落ち、夏凜の甲の上へと熱く落ちた。

「俺は、夏凜に認めてもらいたかった……! 日陰に逃げてた俺を引っ張り出してくれた夏凜に、隣に立つのが俺じゃダメなのかって、ずっと聞きたかったんだよ……!」

海斗の魂の咆哮が、静寂の夜気を激しく震わせた。

その瞬間、夏凜の胸の奥底で張り詰めていた最後の防壁が、音を立てて木っ端微塵に砕け散った。


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