ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
積み重ねてきた意地も、雑誌を読み漁って必死に作り上げた顔も、すべてが吹き飛ぶ。


夏凜の瞳から、大粒の涙が堰を切ったように溢れ出した。

「バカッ……! 海斗のバカ!!」

夏凜は海斗のネクタイを両手で強く掴み、顔をくしゃくしゃにして泣き叫んだ。

「実験台なわけないじゃない! なんで気づかないのよ! ウチがどれだけ努力をして、オシャレ勉強したと思ってんの!? 全部……全部、あんたが好きだから可愛くなったんじゃない!!」


夜の帳に、夏凜の痛切な本音が響き渡る。
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