ファーストキスのプロデュース 〜昔フラれた幼なじみを最高の彼氏に育てる方法〜
抱きしめる腕の力を緩めることなく、海斗は自らの額を夏凜の華奢な肩へと預け、絞り出すように言葉を継いだ。

「小学生の時……プールの帰り道に、お前が告白してくれた時のことだ」



夏凜の呼吸が微かに止まる。

「あの時……俺が『無理』って言って逃げ出したのは、お前をフッたつもりじゃなかったんだ」

「……え?」

夏凜が涙に濡れた瞳を見開くと、海斗は苦笑混じりに、真っ赤に染まった耳たぶを晒して俯いた。


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